ヴァルキリープロファイルをニコ生で90時間プレイした感想(ネタバレあり)

この度、ニコニコ生放送にてPS版ヴァルキリープロファイルをプレイし、無事クリアしました。完全初見でした。ソフト自体は15年くらい前から持ってたんですけどね...。

クリアと一言で言うとどこからどこまでのことを言っているのかと既プレイの方は疑問に思われるかと思いますが、HardモードでBエンディング→EasyモードでCエンディング→NormalモードでAエンディングを見たところまでやりました。裏ダンジョンはまだ手をつけていません。後ほど配信外でやるつもりです。

プレイし始めたのが去年の10月末頃なのでクリアまで大体3ヶ月ほどかかったことになりますが、11月はニコ生自体をほとんどやっていなかったのでそういう期間も含めて考えると実際にプレイしていたのは2ヶ月くらいなのかもしれません。1周目で65時間、2周目で1時間、3周目で24時間かかりました。

ニコ生でヴァルキリープロファイルをやって感じたのは、ニコ生には本当にヴァルキリープロファイル好きなユーザーさんがいっぱいいるんだなということです。無名な自分のゲーム配信にたくさんコメントを書いて下さったりして本当に助けられたし励みになりました。こんな場所で言っても伝わらないと思いますが、ありがとうございます。

 

というわけで、そろそろ感想を書いていこうと思います。

まず、初見Hardモードで始めた理由ですが、元々は一周しかするつもりがなく、どうせやるなら難しい方が楽しめるかなーと安易に考えたのが理由です。後、ニコ生のコメントで「やるならHard一択」と言ってもらったのが決め手になったのを覚えています。

ヴァルキリープロファイルのディスクは手元にありましたが、実家にパッケージと説明書を置いてきていたので、最初はとにかくシステムを手探りで理解していくのが大変でした。ダンジョンでの晶石の使い方、戦闘での魔法の有用性、装備やスキルの重要性など、全く理解できていなかったので、後から思うと既プレイで見ていた方はめちゃくちゃもどかしかっただろうなと思います。

システムをちゃんと理解できたのが、1周目の終盤くらいだったので我ながら遅すぎたなと反省しています。

1周目でとにかく考えていたのは、出来ればAエンディングが見たいという気持ちと、ルシオだけは絶対に最後まで使うぞという固い意志でした。後から思うと初見ならではの面白い矛盾だなと感じます。不可能でした。

というわけでBエンディングに到達したわけですが、順番的にはこれがベストだったのかなと今は思っています。

1周目Hardで難しかったのはやはりダンジョンの仕掛けの難易度でしょうか。

サレルノ実験場跡、ローム丘陵のカラクリ屋敷、炎の城塞、水中神殿、古代墳墓アメンティ、天空城アリアンロッドの迷宮など、やはりHard限定?のダンジョンが特に印象深いです。各ダンジョンに2時間くらいかけていた気がします。よくこれだけのギミックを用意したなーと素直に関心しています。

Normal限定ダンジョン?の黒夢塔の宝箱の配置もかなり癖がありましたね。これはAエンディングを見る際に配信外で分岐点まで進めていたときに通過したダンジョンですが、初めて攻略動画(その部分だけの切り抜きがあった)を見ることになりました。

大きな晶石の上に晶石のかけらを3つ置いてそれを更に積み重ねるみたいな。Hardのダンジョンを全てクリアした後でこの躓きがあったので、このゲームのことが恐ろしくなりました。

後は、敵の強さ。一番最初にやばさを感じたのは暗黒塔ゼルヴァのヘル・サーヴァント(目玉)ですね。

自爆する玉、憑依するドラゴントゥース、蘇生する目玉が一貫して強かった印象です。

敵の強さで言うと、レザード・ヴァレスの塔が一番キツかったです。

 

1周目の最終パーティは、レナス、ルシオ、詩帆、ジェラードです。

このパーティは非常にバランスが良かったと個人的には思っています。

キーポイントは、ルシオの通常攻撃と詩帆、ジェラードの大魔法です。

何と言っても、ルシオの通常攻撃3段目の性能が異常に良い。魔晶石と紫炎石を出しまくれる。まさに職人。これのおかげでCTが溜まっても即減らすことが出来ます。ルシオの1段目、2段目の斬り上げ攻撃は癖があるので連携に使うのは難しめですが、○×○のグレアーソードを装備することでかなり使いやすくなりました。最後は○○○のヴァルキリー・フェイバーに変えましたけどね。

また、Hardでは聖杖ユニコーンズ・ホーンが2本手に入る(Normalでも2本手に入れる方法はあるのかな?)のでルシオがいるなら大魔法2枚編成もアリかなと考えました。

使っていた魔法は、クロス・エアレイドとシャドウ・サーヴァント。どちらも大魔法が強力なので使っていました。

レナスは魔剣グラムを装備。弓は途中使ってみたりもしましたが、魔剣グラムが強すぎたので結局全ルート剣装備でいきましたね。

そして、Bエンディングに到達。シナリオの伏線がほとんど回収されずさすがにこれで終わるのはないなと思わされて、次にすぐに回収できそうなCエンディングをEasyで見ました。これが2周目。

チャプターを追う毎にドスの利いた声に変わっていくフレイさんが印象深かったです。そしてなぜかフレイさんにボコボコにされるアリューゼ。あの戦闘はちゃんと味方を育てていれば勝てる道もあったのだろうか...。

 

そんなこんなで最後にAエンディング。3周目。攻略サイトでAエンドの分岐条件だけ確認して難易度Normalで進めました。

3周目の最終パーティは、レナス、エイミ、ジェイクリーナス、ジェラード。

1周目でルシオと大魔法に頼り切りだったので、今度は槍と弓をしっかり使おうと心に決めてプレイしていました。ジェラードは一貫して使っていましたね。やっぱり魔法使いの中ではジェラードが一番好きだな。声が明るくて良いですね。

ジェイクさんは最後火力面ではほぼ無力でしたが、Hit数を稼いでくれるので重要な存在でした。エイミも通常攻撃に癖がありますが、××○の剛槍ダイナソアを装備させてからかなり使いやすくなりましたね。決め技のドラゴンドレッドは最後まで大活躍でした。

そして、ラスボス戦で解放されるレナスのニーベルン・ヴァレスティ第3段階目の爆発エフェクト。熱すぎる。

シナリオはやはり真エンドということもあり、非常に良かったです。1周目でルシオに愛着が湧いていたので尚のこと感情移入させられました。化けの皮が剥がれたロキと対峙する場面でも、通常攻撃3段目からのラウンドリップセイバー!で何とかなるやろと信じていましたが、ダメでした。

Aエンディングで特に良かったのは、今まで見られなかったレナスの様々な感情表現が見られたことです。声優の本気を感じました。

後、アリューゼとメルティーナ、レザードの立ち絵付きギャグパートが最高でした。あれが見られただけでもこのルートをやって良かったなと感じました。

 

桜庭統の音楽も最高でした。この時代の桜庭統の楽曲は音に水々しさを感じるというのが僕の所感なのですが、分かってもらえる人はいるだろうか。音の響き方が特徴的と言いますか...。乾いてない潤った音というのが分かりやすいかも。ヴァルキリープロファイルテイルズオブエターニアあたりの楽曲がまさにそんな印象なのですが、PS版テイルズオブデスティニーではもっと水々しさがあった気がします。

 

声優陣も豪華でしたね。ジェイクリーナスの若本ボイスにはトップをねらえ!のコーチを思い出すような凛々しさがありました。オーディン池田秀一ボイス、エイミの折笠愛ボイス、リセリアの井上喜久子ボイスなど93年生まれの自分に刺さる声優陣が多数居て良かったです。

 

何よりドット絵が本当に素晴らしかったです。ニーベルン・ヴァレスティ第2段階目の槍のドットには本当に感動しました。ドット絵を見ると心が洗われます。

ロックマンDASHのようなポリゴンも好きなんですけどね。ゲームの中にゲーム特有の世界が広がっているのを感じられるのが最高です。これはリアリティを追求すればするほど失われていくものなのかな...。難しいところです。ただ、ロックマンDASHで言うとゲームの中の空を眺めてるだけで癒やされます。そんな感覚。

すみません、話がだいぶ逸れました。

 

各キャラのシナリオについては、ロレンタのシナリオ、蘇芳のシナリオ、ルシオ関連のシナリオが特に印象深いです。台詞やシーンがよく頭に残っています。

夢瑠の人魚姿も印象に残ってますね。美しいなと思いました。

 

キャラデザ担当の吉成曜先生の画集を持っていたのでクリア後に眺めてみたらキャラが分かって面白かったです。レナスとアーリィの違いはプレイしていないと分からないですね。もう一人のキャラデザ担当である吉成鋼先生はマブラヴメカニックデザインなどを担当しておられる方で、大学の頃にその辺のゲームもプレイしていたのではえ~となりました。お二方は兄弟なんですね。

 

Aエンディングの最後にはしっかりと続編の匂わせもあり、作品の作りは完璧に近いものだと感じました。完璧という言葉を安易に使われるのは使われた側からしたらあんまり嬉しくないものなのかもしれませんが、自分が感じた素直な感想がそれでした。

 

というわけで、かなり記憶に残ったゲームだったのでブログに感想を残しました。

また人生の教科書が一つ増えました。